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いろは

20080903004527
いまごろ夕刻
ろめんでんしゃに揺られ
はたと思い出した
にわかに降ってきた飴のことである

ほがらかな昼下がり
へんに辺りがじめっとしだし
とつぜん正面に、ぽとり、と
ちきゅうと同じまんまるな飴が落ちてきた
りゆうなど考える暇もなく
ぬれやしないか、いや雨ではないと馬鹿なことを思っていた
るり色をしているそれ
を、何食わぬ顔で拾う
わたしの顔は本当に何食わなかっただろうか
かみが湿気にやられて重い
よっていく顔
たまらず飴を口へ放り込む
れもんの香りに包まれる舌で
そっと味わう
つよまるレモンは瑠璃色に対抗するように
ねっとりとしていく
なにくわぬ顔
らんざつに口の中をいったりきたりさせ
んと噤んだ

うかぶ雲を眺め
いきを飲む
のみ込んだのは車窓から溢れる夕刻
おもてでは
くもがゆっくりと流れ
やみは近付いているようだったが
まだパステルで彩られ
けだかい白を誇っていた
ふと窓を見ると
こまかいパステルが色を成し
えを描いている
てを添えた
あいだからは光が漏れる
さいしきの筆を持った
きみょうな雲は
ゆっくりと
めを撫でていった
みょうとは気味悪いわけでなく
しめる神秘
えがく
ひめる
もう
せんこくから
すきとおる雨が降っている
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